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山王祭(さんのうまつり)は、毎年5月31日から6月2日にかけて行われる富山県富山市山王町にある日枝神社の春季例大祭で、地元では「さんのはん(さん)の祭り」と呼ばれ親しまれ、現在は毎年3日間で最大約40万から50万人の人出で賑わう富山県内最大のお祭りである。 == 概要 == 1690年(元禄3年)に、富山藩2代藩主前田正甫が、神輿2基を寄進したことにより城下の氏子町を巡行する慣わしとなり祭礼が始まったとされ、富山城下を上げての総土産(うぶすな)祭りとして栄え賑わってきた。 現在も縁日の賑わいが最大の特徴で、600から700店の露店、お化け屋敷、瀬戸物や植木の店などが日枝神社境内を中心として、歩行者天国となる周辺道路、富山県最大の中心繁華街に並び連日夜遅くまで賑わう。平成の初め頃には1,000軒以上、最も多い時には千数百店の露店が、現在よりも広範囲に渡り軒を連ね、1972年(昭和47年)までは境内にて木下サーカスやシバタサーカスなどのいくつかのサーカス団が毎年交代で興業していたほか、現在ではほとんど見られなくなった見世物小屋なども出ていた。現在は1974年(昭和49年)より特別奉納行事として、県内外各地の祭りや民俗芸能などを招き見物客の目を楽しませている。 宵祭りの5月30日には神事、行事が無事行われるよう祈願し、巫女による浦安の舞の奉納、神職のお祓い、境内のお祓いなどが行われる。5月31日と6月1日には神幸祭が行われ、厄払いを務める獅子舞、日枝神社にてご分霊を迎える儀式を行った神輿が、神職と共に氏子町全域を2日間に分け渡御する。また氏子神輿が氏子町を威勢よく練りまわすほか、子供神輿が大手町(大手モール)から繁華街を通り神社まで練り回す。2006年(平成18年)には、「とやまの文化財百選(とやまの祭り百選部門)」に選定されている。 また祭礼に合わせ、2003年(平成15年)より富山市中心繁華街の総曲輪グランドプラザ周辺では「とやま山王市」が開催され、6月1日の午後からは繁華街の平和通りの大通りが歩行者天国となり、ライブやイベントの開催、県内の飲食店などが模擬店を出し大変賑わう。また男裸神輿や女神輿が繁華街を練り回す。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「山王祭 (富山市)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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